2023年4月2日に、音楽科の坂本龍一さんの訃報が報じられました。
3人組バンド•YMOで世界的に大ヒットし、その名を轟かせましたね。
そんな坂本龍一さんの死因は何だったのでしょうか。
これまでに病気(がん)で闘病生活を送られていたとのことですが、どのような病歴だったのかもまとめました。
【ニュース概要】坂本龍一が死去
【訃報】音楽家の坂本龍一さん死去 71歳https://t.co/PQ6k4eokvv
80年代に3人組バンド・YMOで世界的ヒット曲を生み出した。映画音楽でも知られ、88年には米映画『ラストエンペラー』で米アカデミー作曲賞を日本人で初めて受賞。晩年はがん闘病が続いたが、最後まで音楽作りに情熱を注いだ。 pic.twitter.com/n7DlL2UdpA
— ライブドアニュース (@livedoornews) April 2, 2023
2023年4月2日に、音楽科の坂本龍一さんの死去が報じられました。
ニュースによると去る3月28日に、都内の病院でお亡くなりになっていたようです。
年齢は71歳でした。
マネジメント会社「キャブ」が坂本龍一さんの死去を発表し、世間では悲しみの声が相次ぎましたね。
坂本さんはこれまでに「がん」との闘病生活をされており、最後の最後まで音楽作りに情熱を注いでいたとのこと。
また、2023年1月にはYMOの高橋幸宏さんの訃報が報じられました。
その際にも、坂本龍一さんのがんの状況が心配されましたが、まさか3ヶ月でこのような結果になるとは想像できませんでした。
年齢的にも71歳とまだまだ若く、心苦しい限りです。
ご冥福をお祈りします。
坂本龍一の死因は肺がん?ステージ4までの病歴と闘病生活の経緯まとめ
では、坂本龍一さんの直接的な死因は一体何だったのでしょうか。
調べによると、直接的な原因は「肺がん」だと言われております。
坂本龍一さんは生前に、がんで闘病生活を送っておられたことは先で見た通りです。
これまでの病気の経緯をまとめると、以下の通りとなります。
- 2014年7月10日:中咽頭がん
- 2020年6月:直腸がん
- 2021年1月21日:直腸がん及び転移巣の手術
- 2021年10月•12月:両肺に転移したがん摘出手術、ステージ4に
では、それぞれ見ていきましょう!
2014年7月10日:中咽頭がん
出典:がん情報サービス
坂本龍一さんが癌を宣告されたのは、2014年7月10日のことでした。
当時、坂本さんはかかりつけのニューヨークの病院で、中咽頭(ちゅういんとう)がんの事実を知らされたのだそうです。
咽頭は、鼻の奥から食道までの飲食物と空気が通る部位で、筋肉と粘膜でできた約13cmの管です
引用:がん情報サービス
中咽頭がんについてはその後、症状が落ち着いて安定してきたといいます。
2020年6月:直腸がん
しかし、2020年6月にニューヨークで再び検査を受けることに。
その際には「直腸がん」と診断されてしまったのです。
6年前に診断された「中咽頭がん」が治ったと思ったのも束の間、別の癌に犯されてしまっていたのですね。
実は中咽頭がんについては、放射線治療でうまくいったのだそう。
そのため、ニューヨークのかかりつけの病院のことを信頼していたようです。
ですが、直腸癌の際も放射線治療と並行して、抗がん剤も服用されていたのだそうです。
2021年1月21日:直腸がん及び転移巣の手術
坂本龍一さんは結局、ニューヨークでの病院ではなく、別の病院で受診することとなりました。
ですが、やはり状況は変わらず、事態は深刻な方向に。
2021年1月には、
- 直腸の原発巣
- 肝臓2ヶ所
- リンパへの転移
を取る外科手術を受けることになったのだそうです。
これだけ聞いていると、よほど深刻な事態なのですが、意外にも?坂本龍一さんはヘラヘラとした態度を取っていたのだそう。
手術室へ向かう際、家族に向かって「行ってくるねー」と手を振っていたことが明かされております。
そして、手術に掛かった時間はなんと20時間。
本来なら12時間を予定していたそうですが、結果的には8時間もオーバーすることに。
聞いているだけでも、気の遠くなりそうな時間ですよね。
公式HPでは手術が無事終わったことをコメントしていたのですが、実際にはまだまだ続きがあったのでした。。
2021年10月•12月:両肺に転移したがん摘出手術、ステージ4に
2021年10月と12月の2回に分け、両肺に転移していた癌の摘出手術を行うこととなりました。
掛かった時間は、それぞれ3時間〜4時間。
「ようやくこれで最後だ」
との思ったものの、まだ病巣は残されており、なんと増殖していたのです。
ただ、これからは手術で取るというよりは、薬で全身的に対処していく方針だったようで。
坂本龍一さんの癌はステージ4でした。
2年の間に、なんと6回もの手術を受けており、外科医手術で対処できるものは全てされたのだそう。
しかし、結果的には最後の最後まで苦しみ続け、癌と闘ってこられたのです。
坂本龍一さんといえば、音楽活動以外にもバラエティ番組での活躍がとても面白かったのをよく覚えております。
「教授」と呼ばれながらも、ハードなコントをこなされており、そのギャップが笑いを生み出しておりましたよね。
世界的にもその名を轟かせており、本当に偉大な方でした。
なぜ癌(がん)になってしまったのか?
がんとの壮絶な闘病生活を送られていた坂本龍一さん。
では、そもそもなぜ癌になってしまったのでしょうか。
坂本龍一さんんは生前、「ステージ4」の癌との闘病についてインタビューを受けておられました。
その際、以下のような発言をされていたのです。
「ぼくは40歳を過ぎる頃までは健康のことなんて一切考えず、野獣のような生活をしてきました。その後、視力が落ちて自分の身体と向き合わざるを得なくなり、野口整体やマクロビオティックのお世話にもなりましたが、西洋医療の薬を日常的に飲み始めたのは、60代で最初のガンが発覚してからです。
引用:ブックバン
坂本龍一さんは40歳ごろまでは、健康面については一切配慮せず、野獣のような生活を送っていたと言われております。
具体的な内容としては、
- 食事面:肉中心の生活
- 睡眠:丸3日間寝ない
など、不健全極まりない生活を続けておられたのだそう。
さすがに、中咽頭がんを言われてからは、野菜中心の食事生活に切り替え、睡眠も十分に取るようになったのだそうです。
つまり、長年の生活習慣が蓄積し、体に何らかの異常をきたしてしまったのでしょう。
これは私にも言えることなのですが、分かっていてもお菓子やファーストフードをついつい食べてしまいますよね。
しかも、たちが悪いのが、食べてしまっても直近では特に大きな変化は見られないことです。
長年の習慣が溜まり、一気に爆発し身体に支障をきたすのですね。
そして、気がついた時にはすでに遅くなってしまっている。。
坂本龍一さんが癌を宣告されたのは、2014年ですので62歳の頃でした。
10年近くも闘病を続けながら、音楽と真剣に向き合う生き様は、本当に並大抵の気力ではできないことだと思います。
改めて、ご冥福をお祈りします。
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